近年、ネットオークションの普及によりオークションという行為が身近なものになりました。中古車オークションも一般に広く知られるようになりましたが、注意しなければならないのはあくまでも業者向けのオークションだということです。中古車をオークションで手に入れようとお考えの方は、
『販売店で買うよりカーオークションの方がお得。』
『オークション代行業者に頼めば、相場価格よりも安く車を買える。』
などと聞いているかもしれませんが、安さだけで業者や車を選ぶのは危険です。中古車オークションには、あなたの知らないトラブルが隠れています!
一般の方が判断基準として価格の安さを一番に挙げるのは当然のことですが、それだけで車を選ぶのは危険です。しかし、安さを売りにした業者はあちこちにあふれています。そのような業者は、オークション会場の検査員が記入する出品票だけを見て『評価点が高いから問題ない』などと言いますがこれは大きな間違いです!出品票は当てになりません。安い中古車にはお客様の知らない理由が隠されています。
それぞれのオークション会場では検査員が中古車をチェックし、出品票に中古車の状態を記入していきますが、ここに問題があるのです。短い時間で多数の車を検査するため、1台あたりの検査時間は約10分です。その内容も業者間での売買を前提としているため大雑把ですし、検査員のレベルの違い・オークション会場ごとの検査基準の違いなどにより評価も一定ではありません。つまり、車の詳細な状態をチェックしているとは言えないため、出品票を当てにするのは危険と言わざるをえません。
出品票に書かれていないトラブルの例をご紹介しています。
オークション代行業者のサービスを利用すると格安で車を手に入れられます。しかし、その代わりに納車後の不具合についてはノークレーム。アフターケアもない、現状渡しが基本です。下見(現車確認)をしないで購入して、納車後に購入者ともめる業者も・・・。
多くのオークション代行業者が『無店舗無在庫だから格安!』と言って業務を行っていますが、オークション正会員になるためには原則として展示場・店舗を保有していなければなりません。正会員でない場合、購入した車に不具合があってもオークション主催者側に直接訴えることができません。何かあった時に公開しないよう、正規の資格を保有する業者をお選びください。
良い車を安く買うためには、事前調査や入札時の技術が必要となります。希望の車種が見つかったらとにかく競り落とせば良いというわけではありません。技術や経験のない業者に依頼すると、相場以上に高い費用がかかってしまうこともあり、これではプロに頼んだ意味がありません。
中古車を買ったら名義変更の手続きをしなければなりません。恐ろしいことにこの手続きをお客様任せにしている業者もいます。記入にミスがあれば再発行の手間・費用がかかるだけでなく、万が一、名義変更の前に事故に巻き込まれたら大変です。このような無責任な業者に任せるのはやめてください。
15,000円前後の料金で格安クリーニングまたはコーティングをうたっているを業者があります。しかし、その料金設定は適切ではありません。車両の汚れ・塗装の状態に応じて必要な工程は変わるのが普通です。そのため、良心的な業者であれば現車を見てから見積もりをします。
実例公開!
出品票に記入のないトラブルの例をご紹介します。


下回りをチェックしてみるとマフラーが錆びて今にも穴が開きそうです。
平成18年の車ですが、走行地域によってはこのような状態になってしまいます。出品票には記載がありませんでした。


塗装状態が悪く艶ボケしています。出品票には塗装歴の表記はありましたが、ここまで状態が悪いとは・・・
当然このままでは納車など出来ませんし、この車はとてもお勧めできません。現車を下見しないと分からない典型的な例ですね。


助手席側のダッシュボードの上に芳香剤が両面テープで貼り付けてありました。
はずしてみるとダッシュボードが破損して剥がれていました。前の使用者が破損箇所を隠すために芳香剤を付けたようです。出品票には記載されていませんし、クレーム対応もオークションでは無理です。やはり下見の時に隅々まで確認することが重要です。
中古車オークションは車を手に入れる方法の一つではありますが、新車を販売店で買うのとは大きな違いがあります。安心して車に乗るためには代行費用や販売価格だけを比較するのではなく、出品票に記載のない問題点を見逃さず、手続きや整備までもしっかり対応してくれる業者に依頼することが大切です。
ここまでチェックする業者は他にはありません!下見・納車前の点検項目を公開します。
外装チェック:66項目
ボンネット・フロントバンパー・ヘッドライト・前ウインカー・フロントグリル・ボンネット裏側・右前フェンダー脱着跡・左前フェンダー脱着跡・コアサポート・右インサイドパネル・左インサイドパネル・フロント下回り・フロントガラス・ワイパーゴム・左前フェンダー・左前コーナーマーカー・左前タイヤ・左前ホイール・左前タイヤハウス・左前ドア・左前ドアガラス・左前ドアノブ・左前ドア脱着跡・左ステップ・左側下回り・ルーフ左側・右前フェンダー・右前タイヤ・右前ホイール・右前タイヤハウス・右前コーナーマーカー・右前ドア・右前ドアガラス・右前ドアノブ・右前ドア脱着跡・右側ステップ・右側下回り・ルーフ右側・左後ドア・左前ドアガラス・左後ドアノブ・左後ドア脱着跡・左後フェンダー・左後クオーター・左後タイヤ・左後ホイール・左後タイヤハウス・右後ドア・右後ドアガラス・右後ドアノブ・右後ドア脱着跡・右後フェンダー・右後クオーター・右後タイヤ・右後ホイール・右後タイヤハウス・給油口・トランク、バックドア・テールランプ・後ウインカー・ナンバー灯・バックカメラ・リアバンパー・後下回り・マフラー・バックパネル
内装チェック:41項目
室内匂い・天張り・ボンネット開閉・トランク開閉・給油口開閉・車検ステッカー・点検ステッカー・灰皿・シガライター・ダッシュボード・ハンドル・走行距離・トリップメーター・インパネ・コンソールボックス・運転席シート・運転席シート横 下 前・運転席シートベルト・運転席リクライニング・右前ドアトリム・右前ドアノブ(内側)・助手席シート・助手席シート横 下 前・助手席シートベルト・助手席リクライニング・左前ドアトリム・左前ドアノブ(内側)・左後シート・左後シート横 下 前・左後シートベルト・左後ドアトリム・左後ドアノブ(内側)・右後シート・右後シート横 下 前・右後シートベルト・後部座席中央シートベルト・右後ドアトリム・右後ドアノブ(内側)・トランクルーム・スペアタイヤ・工具・バックパネル
機関チェック:43項目
キーシリンダー(エンジン始動部)・キーシリンダー(運転席ドア)・キーシリンダー(助手席ドア)・エンジン音・アクセルペダル・ブレーキペダル・クラッチ・エンジンルーム・エンジンオイル・冷却水・ラジエター・バッテリー・パワーステアリング・ヘッドガスケット・右前ドアロック・集中ドアロック・左前ドアロック・左前パワーウインドウ・左後ドアロック・左後パワーウインドウ・右後ドアロック・右後パワーウインドウ・マフラー(煙)・パワーウインドウ右前・パワーウインドウ右後・パワーウインドウ左前・パワーウインドウ左後・パワーシート・ウインカースイッチ・ライトスイッチ・ワイパー・ハザードスイッチ・エアコンスイッチ・エアコン温度調整・エアコン風力調整・エアコン外気・内気切り替え・オーディオ・ナビゲーション・スピーカー右前・スピーカー右後・スピーカー左前・スピーカー左後・ルームランプ・オートマ・サイドブレーキ
納車前点検:45項目
パワーステアリング ベルト緩み、損傷・スパークプラグの状態・点火時期・ディストリビューターのキャップの状態・バッテリーターミナル部の緩み、接続状態・排気ガスの色・CO、HCの濃度・エアクリーナー、エレメントの汚れ詰まり損傷・冷却装置 ファンベルトの緩み・冷却水の漏れ・ブレーキペダル 遊び・ブレーキペダル 踏み込んだときの床板との隙間・ブレーキの効き具合・パーキングブレーキ 引きしろ効き具合・クラッチペダル 遊び・クラッチペダル 切れたときの床板との隙間・ブレーキディスク、ドラム・ディスクとパッドとの隙間・ブレーキパッドの磨耗・ドラムとライニングとの隙間・ブレーキパッドの磨耗・ブレーキシューの摺動部分、ライニングの磨耗・ホイール・タイヤの空気圧・タイヤの亀裂、損傷・タイヤの溝の深さ、異常な磨耗・ボルト、ナットの緩み・ブレーキのマスタシリンダ、ホイールシリンダ、ディスクキャリパ・マスタシリンダの液漏れ・ホイールシリンダの液漏れ・ディスクキャリパの液漏れ・エンジンオイル漏れ・トランスミッション、トランスファ・オイルの漏れ・オイルの量・プロペラシャフト、ドライブシャフト連結部の緩み・ブレーキホース、パイプ 漏れ、損傷、取付状態・エグゾーストパイプ、マフラ・取り付けの緩み、損傷、腐食・遮熱板の取付の緩み、損傷、腐食・ブレーキ液の量・バッテリ液の量・冷却水の量・エンジンオイルの量・エンジンのかかり具合、異音・低速と加速の状態・ヘッドランプ、ストップランプ、ウインカの点灯、汚れ、損傷・ウインドウオッシャ液の量、噴射状態・ワイパの拭き取り状態
オークション落札後、傷の補修・室内のクリーニング・破損箇所の修理・不具合の修理・消耗品の交換などフルメンテナンスをした上で納車します。
通常のオークション代行業者は納車したらそれでおしまい・・・アフターサービスもありませんが、当社は納車後も頼りにしていただける身近な存在となっています。
詳しくは多くの方に支持される理由をご覧ください。
一般的な中古車販売店はもちろん、goo-net等の大手中古車販売店の登録台数と比べても桁違いの、月間65万台以上という膨大なオークション出品車両の中からお客様のご希望に沿った車を提案いたします。