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ポルシェ

ボクスター

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■986型(1996年 - )■
当初は2.5リッターエンジンのボクスター(206馬力、最高速240km/h)のみのラインナップだった。ポルシェ・968から引き続きバリオカムという可変バルブタイミング機構を有している。924、944、968までのFRモデルと違い911(996)と共通部品が多く、部品番号が「996○○…」となっている部品が多数存在する。Aピラーより前方は996と共用化が図られているが、全幅は996比+10mm、全長と全高は996比-15mm、ホイールベースは996比+65mmと車体サイズが大きく異なる。トランクは前後に備わっており、トランク容量は合計260L。スペアタイヤと車載工具、CDチェンジャーはフロントトランクに収納されている。リアトランクの後ろには、120km/h以上で立ち上がり、80km/h以下で格納する電動式リアスポイラー(運転席側の足元にあるスイッチで手動操作も可能)が装備される。ビニール製リアウインドウのソフトトップは、12秒で格納・展開を行う電動式だが、ロック操作のみ手動。グレードはベーシック、コンフォート、スポーツの3種類がラインナップされており、トラクションコントロールのOFFスイッチはスポーツグレードのみ設定されていた。

■986型(2000年 - )■
2000年モデルからはストロークを72mmから78mmにし、排気量を2.7リッターに拡大(220馬力)。また、3.2リッターエンジンを積むボクスターS(252馬力)が設定された。スロットルバルブの電子化、デュアルエアバッグ、POSIP(サイドエアバッグ)、衝撃吸収ドアパネルで構成される側面衝突プロテクションシステム、ABSを標準装着。また、オプションでASR+ABDによるトラクションコントロールシステムが設定されていた。標準シートにアルカンタラを採用するなど、内装の質感アップが図られた。また、ソフトトップにルーフライニングが施され、車内騒音が2~3db低下した。

2001年モデルでは、シフトレバーとドアオープナーがアルミタイプに変更され、ステアリングホイールも4本スポークからカラークレス付き3本スポーク、インテリア照明のLED化、メーター内ディスプレイの大型化、ルーフライニングの追加、前後トランクオープナースイッチの電気式化(以前はワイヤー式)など、さらなる変更を受けている。

2002年モデルからは、メーカーオプションとしてBOSEサウンドシステムが用意(911ターボとターボS、カイエンターボは標準装備)された。システムの内容は、カスタム・イコライゼーション回路内蔵6チャンネルデジタルアンプ、スピーカーの増設(ダッシュボードに3.5インチミッドレンジスピーカー×2、2インチツイーター、左右ドアパネル:4.5インチローミッドレンジスピーカー内蔵5リッターポート付きエンクロージャー、シート後方部:5.25インチウーファー×2、2.5インチミッドレンジスピーカー内蔵11リッターポート付きエンクロージャー)、ノイズ補正デパイス“AUDIOPILOT”などがあった。なお、BOSEサウンドシステムは工場組立てラインで装着することを前提に開発されているため、アフターパーツとしての販売はされていない。

■986型(2003年 - )■
大幅なマイナーチェンジを受けた986最終モデル。カムシャフト回転角を最大40度まで無段階調整ができるようになった新型のバリオカムを採用し、ボクスター、ボクスターSともに8馬力アップ。新デザインの17インチアルミホイールは、4本合計で10kg以上もの軽量化を果たしている。熱線入りガラス製リアウィンドウ、前後バンパーの形状変更、ウインカーのクリアレンズ化、マフラー形状の変更など、エクステリアの変更も多い。ユーティリティでは、エアコン操作部に引き出し式ドリンクホルダーが装着され、助手席エアバッグ下に容量5リットルのグローブボックスが装着された。

ボクスター エクスクルーシブ
2003年に日本限定で発売された50台限定車。2002年の第35回東京モーターショーで展示された特別装備車同様、エクスクルーシブオプションを装着したモデル。車体色はスピードイエローのみのラインナップとされ、17インチのスポーツクラシックホイールのスポークやロールバーも同色に塗装されている。専用装備としてスピードスターリアカバー、“Boxster Exclusive”のロゴ入りドアエントリーガードを装着。 5速MT622万円、5速ティプトロニックS682万円。


■987型(2004年 - )■
2004年秋のパリサロンで発表された第二世代ボクスター。911(997型)と並行して開発され、部品点数にして50%~55%を997と共有している。フルモデルチェンジにより、ボディ剛性や足回り、内外装、全てにおいて先代986を凌ぐ実力を有しており、PSM(ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム)と呼ばれる横滑り防止システムが986ではオプション設定であったが、987では標準装備になった。このシステムは手動でONとOFF、スポーツクロノシステムを装備すれば、その作動基準を引き上げることができるようになった。PSMとは、走行中に危険な状況になった場合、車の姿勢を安定させるシステムで、コンピュータが自動車の進行方向、車速、ヨーレート、横Gなどを常に計測し、オーバーステアもしくはアンダーステアが発生すると、PSMは4輪個別にブレーキをかけて本来の走行ラインに戻すように作用する。また、ブレーキの最中にホイールがロックしないようにABSも作動させるシステムでもある。

■987型(2007年 - )■
2007年モデルよりボクスター、ボクスターSは可変バルブシステムと可変バルブリフトシステムを一体化したバリオカムプラスに進化。 2.7リッターは、245馬力に、またボクスターSは3.2リッターからケイマンSと同じ3.4リッターエンジンを搭載し、295馬力に。 0~100km/h加速は5.4秒、最高速275km/hを発生。限定発売されたRS60スパイダーや、ポルシェデザインエディション2では303馬力に至った。ポルシェ社は、その設計性能に見合った条件で各社にパーツを作らせ、その中から選別をして毎年パーツや車両を改良するモデルイヤー制を用いているが、ポルシェ社のほぼ全ての車は、ブレーキがブレンボ、サスペンションはビルシュタイン、ホイールはBBS、シートはレカロ、ミッションはゲトラグ、アイシン(ただしアイシン6速はポルシェの設計)となっている。

■987型(2009年 - )■
エンジンが新型になり、排気量ではスタンダードのボクスターが2.9リッターに引き上げられ最高出力が10馬力アップ。ボクスターSは排気量の変更はなく3.4リッターのままだが、15馬力アップした。テールライトはLEDに変わり、フォグランプやバンパー、ホイールなどのデザインも変更。また、ATモデルでは従来のティプトロニックSからPDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)が新たに採用され、クラリオン製カーナビゲーションが標準装備されることになった。

中古車相場:798,000~8,990,000円
オークション相場:580,000~6,425,000円

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