TTクーペ
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■初代(1998-2006年)Type 8N■
プラットフォームはアウディ・A3やフォルクスワーゲン・ゴルフなどと共通であり、1998年にバックハッチを持つTTクーペを発売、2000年には電動ソフトトップを備えたTTロードスターが追加された。
内装では、アルミニウム製パーツを用いて質感を高めたり、オーディオをワンタッチで隠せる蓋を設けるなど、プレミアムスポーツを感じさせる演出がなされている。クーペは後部座席を持つが、大人が座るには非常に窮屈である。ただし、後部座席の背もたれを前方に倒すことで荷室を拡大することができる。
発売当初、超高速域(180km/h以上)においての走行安定性の低さから横転事故が発生したため、急遽リアスポイラーの追加、およびサスペンションの設計変更が行われた。既に販売された車については無償での交換が実施された。
【1.8Tクワトロ】(型式:GF-8NAPXF, GF-8NBAMF, GH-8NBAMF)
日本に最初に導入されたモデル。全て左ハンドル・MTであった。当初の色はシルバー・ブラック・ブルーメタリックの3色。
225psの1.8L 直4 DOHC 5バルブ ターボエンジン搭載の4WDモデル。1.8Lターボエンジンモデルはすべて5バルブである。FFモデルよりも大きなツインインタークーラ付ターボを装備することで、出力に差が出ている。1.8Lの排気量で225psの出力は1Lあたり125psというハイチューンエンジンであった。極初期モデルはリアスポイラーもESPも未装着であった。FFモデルとの外観上の識別点はマフラーカッターが2本である点・フロントとリアのクアトロエンブレム。
【1.8T】(型式:GF-8NAUQ)
180psの1.8L 直4 DOHC 5バルブ ターボエンジン搭載のFFモデル。
2005年11月発売モデルより、出力・トルクが、それぞれ190ps、240Nm(24.5kgf・m)にアップした。
2006年3月には、革シート、18インチアルミホイール、キセノンヘッドライト等のオプションを装着した250台限定のS-Lineリミテッドが発売され、同年4月発表の2代目へとバトンを繋いだ。
【3.2クワトロ】(型式:GH-8NBHEF)
フォルクスワーゲン・ゴルフ R32などにも搭載される3.2L V6エンジンを搭載し、DSGと呼ばれるセミATを組み合わせたTTのトップグレード。
【Sライン】
エアロパーツやスポーツサスペンションを装着。
【1.8Tクワトロスポーツ】
クアトロ誕生25周年を記念してSラインをベースにクアトロGmbHがチューニングしたスポーツモデル。チューンされた1.8Lターボは240psを誇り、専用サスペンションを装着。ハンドリングを向上させるためにTT3.2のリヤフロアパンを使用し、バッテリーを後部に移動し席を外しリヤタワーバーを設けている。軽量のためにエアコンは外されオプションに設定されている。それによって75kgの軽量化とCd値を0.02下げることに成功している。キセノンヘッドライト、アルカンタラの3スポークスポーツステアリング、ハンドブレーキグリップ、アルミシフトノブを装着。 ルーフ、サイドミラー、リヤスポイラーがパールがかったブラックに塗装されているのが特徴。日本では150台限定で左ハンドル+6速MT仕様のみ発売された。
■2代目(2006年-)Type 8J■
メカニズム的には初代TTがそうしたように2代目A3と同じプラットホームを採用しているが、TTのために開発されたスポーツカー仕様のASF(アウディ・スペースフレームテクノロジー)を採用したことによりボディの7割がアルミとなった。これによってねじれ剛性は従来と比べてクーペは50%、ロードスターは120%向上し、同じプラットフォームのゴルフより100kg近くも軽量である。ちなみに残りの3割の鉄は重量バランスと衝突安全性の改善ためリア部分とドアに使われている。初代の欠点であった超高速域の安定性は、120km/hになると自動的にせり上がる電動格納式リアスポイラーやアンダーボディのフラット化によって改善され、Cd値も0.30と初代より向上した。またオプションとして、磁性流体を利用したサスペンションであるアウディ マグネティックライドをアウディとしては、初搭載している。
【2.0TFSI】(型式:ABA-8JBWA)
2L 直噴ターボエンジンを搭載し、最高出力200ps、最大トルク28.5kgf・mを発生する。ターボはドイツのKKK社製。6速Sトロニック搭載。駆動方式はFF。車重は、3.2クワトロと比べて130kgも軽量な1,340kg。
【2.0TFSI quattro】 (型式:ABA-8JCCZF)
FF版と同じ2L直噴ターボエンジンだが、新型のエンジン(型式:CCZ)を搭載。FFモデルと同じ出力(200ps/5,100-6,000rpm)とトルク(28.5kgf・m/1,700-5,000rpm)を発生させるが、トルクについてはFFモデルよりも低い1,700rpmから発生させる。クワトロシステムは、最新の第4世代ハルデックスカプリングを搭載し、トルセンと比較して遜色のない出来上がりになっており、従来どおりの95-5%のトルク配分が可能となっている。
また、4WDになったにもかかわらずFFモデルよりも燃費が向上し10-15モード燃費では12.4km/Lとなっている。
【Sライン】(S-line)
上記の2種類に、S-Line専用18インチ ホイール、サスペンション、前後バンパー、エンブレム、ドアシルプレート、ロゴ入りフロント スポーツシート(ブラックスプリントクロス&ブラックレザー仕様)、ロゴ入りステアリング ホイールなどが備わるボディカラー、インテリアの素材などを好みに合わせて選択できるオーダーメイドシステム。
【3.2クワトロ】(型式:ABA-8JBUBF)
ゴルフ R32,フォルクスワーゲン・イオスと同じ3.2L 狭角V6エンジン搭載。BUB型。パドルシフトも可能な6速Sトロニック(DSG)搭載。駆動方式はクワトロシステム(フルタイム4WD)。ヘッドライトの照射角を走行速度や、ステアリングホイールの切れ角から進行方向へ傾けるアダプティブヘッドライトを標準装備。
中古車相場:680,000~5,670,000円
オークション相場:452,000~4,050,000円
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